読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

一寸先は沼

ジャニヲタをバカにしていたオタクが突然V6におちて戻れなくなった話

プラッズに思うこと【6/5 ForeverPlaid2016 - 大千穐楽】

「Forever Plaid 2016」、全公演無事終了しましたね。
出演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

千穐楽を終えて、ただいま絶賛フォエプラロスです。
予想はしていた。していたけども。


こんなにハマった舞台というのが初めてで。
なおかつ千穐楽というものにさほど重みを感じていなかったというか…
今まで見ていたものって、大抵が映像化が確約されていたんですね。
「1,2回見られれば十分。DVD買うし」

演劇、ミュージカルなど舞台の円盤化は100%ではありません。
その中で、たまたま私が過去見たものは、ほぼ映像化されていて手元にある。
でも今回はそれがない。
たったそれだけで、こんなにも喪失感が生まれてしまうのかな。

大楽から帰ってきた夜、今こうやって考えながら少しずつ書いていますが、何も考えられない、頭が働かない、という現状。
終わったあとTwitterのTLで大楽のレポツイートを見ても、全く頭に入ってきませんでした。
落ち着いたと思っていたけれど、脳みその奥は事実を受け入れるのを拒んでいる。
これからこんなこと死ぬほど経験するだろうに、こんなことでどうするんだろうとは思いますが。

レポができるような状態ではないですが、大楽を見て感じたこと、考えたこと、思い、妄想などなどを少しだけ書き留めておこうと思います。ブログやっててよかった…


***

3階席でもよかった、3階席でよかった


大楽は当初は行く予定になかったんですが(地元だし行きたかったけど)、フォロワーさんに誘っていただけました。本当にありがとうございます。
3階席でしたが、もう席とかどうでもいい。行ければそれでいい。空気が吸えればいい。

初めてのKAATは、思っていたとおり大きくて縦に広い。3階席は位置的にはステージ照明とほぼ同じ高さで、かなり見下ろす感じ。

でもよかった。
それがよかった。


スパーキー「お客さんがたくさん」
フランシス「あんなところまで!」

スマッジ「3階の皆さんも、見てください 」

スパーキー「見てください3階まであんなにたくさん人がいますよ!」


ステージから一番遠い位置なのに、ちゃんと見てくれている。
マチネは入らなかったのでわかりませんが、最初のフランシスのセリフもレコードを見せてくれるスマッジも初めてだったのですごく嬉しかった。「ちゃんと見てるよ」っていう意思表示をしてくれる、たったそれだけのことが。
何度もこちらを見上げてくれて、双眼鏡越しにとびきりの笑顔をくれたジンクスが忘れられません。
席とか回数とか関係ない。
プラッズは、会場にいる全員に幸せをくれた。
それを本当に感じられました。


そこにいる全員が、全力だった


会場の雰囲気も最初からすごくよくて。
すべての曲が今までで最高の盛り上がり、最高の一体感だった。
でもふとしたセリフの気持ちの込め方で、「あ、最後なんだ」というのを感じてしまう。
4人の全力がビリビリと伝わってきた。

長野さんは、最初すごくジンクスが緊張しているように見えて。
「今まではここの部分、もう少し表情も柔らかかった気がするんだけどな」と思ったりもしたんですが、そこから「Cry 涙」の気持ちの解放までが本当に素晴らしかった。最高のジンクスでした。
エドサリの盛り上がりも最高潮で、全員が全力で楽しんでいた。幸せだった。


ジンクス「やった…やったーっ!」


プラッドタキシードを手に入れた時のジンクスは、本当に、心の底から湧き出るような叫び。

それを着た彼らは、今までで一番輝いて見えました。
スマッジのソロはむちゃくちゃに気持ちが入っていて。
ゴールデンディスクを愛おしそうに撫でるジンクスに、もう胸がいっぱいで。

3階席のすぐそこから4人を照らすスポットライトは、まるで天からのびているかのよう。
金色にきらめくミラーボールの光が、会場を包み込む。

この時だけは、この会場のすべてがプラッズのためだけに存在していて、4人を輝かせている。そこはまさにプラッドランド。

Rags to Riches」が終わると、割れんばかりの拍手。それはなかなか鳴り止まず、彼らも深々と最大に気持ちを込めた礼。

この拍手と歓声を、もっと早く彼らに届けてあげたかった。


最後に向けて、全部の力を、思いを


スマッジ「イチ抜けた」

スマッジ「早く向こうに帰ろうよ」

フランシス「スマッジ頼む!」
スマッジ「やだよしゃべり苦手だもん」



スマッジ「…帰りたくないな…もっと、ここにいたい」


最初、一人「早く帰ろう」とこぼしていたスマッジが、誰よりも早く「ここにいたい」と言い出すラスト。

これまでは子供が駄々をこねるように聞こえていたこのセリフが、心の奥底から絞り出しているようで。


本当に最後のフランシスの演説。
涙が止まらなかった。


4人全員が言葉一つ一つをかみしめながら、ぎゅっと気持ちを込めながら紡ぎ出しているのが空気からも伝わって。


毎公演思い切り涙を流すスパーキーとは逆に、一人静かにフランシスの言葉に耳を傾けていたのに、東京楽では唇をかみしめて涙をこらえていたジンクス。

大楽最後の「Love is Many 愛こそすべて」を歌う彼の涙をためたその目は、ミラーボールの光できらきらと輝いていた。
それはとても美しくて、儚くて、切なげで。でも、幸せに満ち溢れていた。



この大楽が近づくにつれて、それぞれ抱きしめ合う4人を見て思った。

彼らは天にかえってしまったあと、ちゃんと4人でいられるのだろうか、と。


死んだ後のことなんて誰にもわからない。
一番初めに4人並んでステージに上がってきたことを考えると、一緒だったのかもしれない。
でも描写がされていない以上、それはわからないし、ファンタジーだ。
一度死んでいた彼らだけど、ここから先のことは彼らにもわからないんじゃないだろうか。
そんなことを考えてしまって、この抱き合う彼らを見ると涙が止まらない。


そして4人寄り添い、最後に見せてくれた最高に幸せそうな、やりきった、満ち足りた表情。
頭上からきらきらと降り注ぐコンフェと、後方からさす眩しい光につつまれて。


その際、スパーキーとジンクスの背中に手をまわしたフランシスとスマッジが、互いの手を一瞬ぎゅっと握ったのが上から見えたんです。


このフラスマの行動からの妄想を少し。


彼らは事故に遭い、即死でした

そく‐し【即死】

[名](スル)事故などにあったその時点ですぐさま死ぬこと。

言葉どおり素直にとると、バスに突っ込まれた衝撃で亡くなった、と。
だとしたら、痛みを感じる暇もなく逝ってしまったのではないか。
だとしたら。
彼らはこうして一晩だけ生き返ったことによって、「本当にこれで俺達は死ぬんだ」ということを嫌でも自覚させられる。
痛いのか。辛いのか。苦しいのか。それとも。
未知への恐怖。
そしてこれからどうなってしまうのか。バラバラになってしまうんだろうか。
手を握りあったのが、そんな少しの恐怖がよぎってしまったとっさの行動だったら。

大丈夫。怖くない。俺達は4人一緒だ。これからもずっと。
心清き、誇り高きプラッズ。



そんなことさえも想像してしまうような二人のこの行動。
もともと止まらない涙がいっぱいに溢れた。胸が苦しくなった。
最後まで4人で一つの音を届けてくれたプラッズ。


「またどこかで」


カーテンコールの4人のご挨拶も、本当に心にきた。

「ForeverPlaidを大切にしてください」
「誰一人欠けてはいけない」
「人間は一人では生きていけないんだ」
「作品と、お客様に出会えたことが宝物です」

「またどこかで」



最後の最後に慈英さんが叫ばれた「長生きしよう!」という言葉を、若くして逝ってしまったフランシスたちの言葉として捉えると、なんと皮肉なことか。


全部終わってしまった後、どうすればいいのか全然わからなかったし、なかなか会場から出られなかった。
フォロワーさんたちの顔を見る度涙が溢れた。
プラッズについて話そうと口を開くと涙が出てくるし、黙っていても彼らの歌声が頭の中でずっと響いていて涙が出てくる。

でも会場から出てきた全員が笑顔で。それはもう幸せそうで。

彼らは私たちを「幸せにしよう!」と思ってやっているのではない。
自分たちが心から楽しい、心から幸せだ。
その姿を見るだけで、自然と笑顔になれる。
なんて素敵なんだろう。
なんて素敵な人たちに出会うことができたんだろう。


再演だから、次にまたやってくれる可能性は限りなくゼロに近い。
それでも、いつか。

2016年公演。
フォエプラTwitterアカウントが、こういう表現をしてくれたのがすごく素敵で、嬉しく思いました。

初演は見られなかったけど、こうやってForeverPlaidという作品に出会えて、4人と出会えて、本当によかったです。
それもV6を好きにならなかったら、長野さんを好きにならなかったら、きっと出会えていなかっただろうし、きっとここまで好きにならなかった。心から感謝。


今も彼らはどこかで歌ってるんだろうな。どこかで誰かを幸せにしてるんだろうな。

これまでの幸せを胸に、また次を楽しみにしたいと思います。

Forever Plaid